2014年6月18日水曜日

文責:小杉尚昭

皆さま初めまして!
大学院井上ゼミの小杉です。

まずは簡単に自己紹介。
大学院井上ゼミ修士1年!
出身大学は早稲田大学、商学部卒業からそのまま入学しました。
現在、大学院井上ゼミ修士課程唯一の日本人として、
ダイバーシティの一端を支えております(笑)
ちなみに大学院ゼミウェブサイトの更新担当です。

さて院ゼミブログ、初めての投稿となる今回は、61日(日)の
早慶戦
フィールドワーク&観戦についてご報告します。
早稲田大学と慶應義塾大学という2校の対戦カードは早慶戦と呼ばれており、
主にスポーツ、特にこの六大学野球リーグ戦における早慶戦は
100年以上の歴史を誇るビッグイベントとなっております。


今回はリーグ優勝決定戦が早慶戦になるという盛り上がりを見せる展開。
まだ早慶戦を見たことがないという留学生メンバー、そして井上先生と一緒に
大学院井上ゼミ2014年企画第一弾を行うには絶好の機会ということで、
観戦に行って参りました!

 神宮球場前の様子、試合開始数時間前で既にこれだけの人出。

前日の試合で早稲田大学は慶應義塾大学に2-1で敗北、
慶應の優勝にリーチのかかった2日目はさらに混み合うに違いない!という

ことで、急遽予定を変更し、13時の試合開始に先駆け、11時には球場前に
集合してもらいました。
皆様、本当にありがとうございました。

 続々集まるメンバーたち

 井上先生もご到着され、球場前で一枚♪
 左端が私、帽子取ればよかった…

 入場!

真夏日を思わせる異常な日差しの中でしたが、既に球場は多くの観客で埋まり、

試合開始までの時間を皆さま思い思いに楽しんでいらっしゃいました。

 早く行った甲斐もあって、無事全員が集まって座ることが出来ました。


さて、今回我々が早く到着した理由は席取りだけではありません。
観戦と並行しての大学院ゼミ初の試み、その名も「早慶戦フィールドワーク」!

ざっくりその流れを説明すると、

  早慶戦で明らかにしたいRQ(リサーチ・クエスチョン)を設定。
RQを基に仮説を構築し、質問例を考える。
 ↓
  試合開始前に早慶戦の観客の皆様に突撃インタビュー!
   早慶戦の様子を観察!
 ↓
  インタビューの内容や早慶戦観察で気づいたことから仮説の妥当性を検討、
   新しい仮説構築に役立つ手がかりを見つける。
 ↓
  新発見!

今後早慶戦のたびにフィールドワークを行い、知見を積み上げることで
仮説を洗練させていくことがこの調査の目的です。
よって今回は①-②のみのご報告とさせていただき、③-④は
また後日アップする記事にてご報告させていただきます。

今後に繋げられるような第一回とするべく、RQと仮説に関する
ディスカッションや先行研究の調査が行われました。

 ブレインストーミングの様子。

RQと仮説の設定に苦労する中、博士課程の永山先輩が“Competitive
Rivalry”という興味深い概念に関する研究を教えてくださりました。
日本では研究の進んでいない領域のため訳語も固まっていないのですが、
今回のフィールドワークのために参照した研究のテーマは、
「競争において、誰が誰をライバルだと考えているか?」というものです。

で、この紹介していただいた研究を基に練られた仮説は…

「早稲田がライバルだと思ってるほど、慶應は早稲田を
 ライバルだとは思ってないんじゃないか?」

もちろん早稲田と慶應入れ替えてもオーケーです。

 この仮説を検討していた時のホワイトボード
  左下は個人情報でしたので隠しました。

さて、上記を含め今回のフィールドワークに向けて複数の仮説が
考えられました。次は仮説を基に質問例を考える段階です。

今回のフィールドワークの目的は二つ、仮説の妥当性を検討することと、
新しい仮説を構築する手がかりを見つけることです。
上記の目的を踏まえると、
「早稲田(or慶應)のライバルはどこだと思うか?」
という質問では答えに自由度がなく、
新しい仮説の手がかりとなるような話が聞き出せません。

そこで今回の質問例は
「誰と何の目的で早慶戦に観戦に来たか」
としました。
これをインタビューの導入にすれば話が広がり、
事前準備と合致するor予想もしていなかった興味深いお話を記録できます。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、これらを含め、今回我々が立てた
仮説のうちいくつかの検証には早慶両方の観客の調査が必要です。
ですが今回は初めてということで、早稲田側の観客席のみでのフィールドワーク
しました。次回は慶應側に行きたいですね、秋期かな?

そんな入念な(?)準備に基づいたインタビュー調査、開始。


観客の皆様インタビューを快く受けてくださり、早慶戦の思い出、今回の
優勝決定戦にかける熱い思いを語ってくれました。
仮説の裏付けになるようなお話もあれば、
予想もしていなかったような意見もあったり…
インタビュー調査の醍醐味を存分に感じられるフィールドワークとなりました!

先生が事前におっしゃっていた
「用意していった仮説を検証することにこだわり過ぎないで、
 多少脱線でも興味深い話であればどんどん聞いてください」
といった趣旨のお話も実体験として理解できた気がします。



試合開始30分前ぐらいには全員続々と帰還、簡単に情報共有しました。
ちなみに先生は炎天の中、インタビュー調査の間ずっと荷物番をして
くださりました。
本当にありがとうございました、次回はもう少し考えます。

 早稲田キャップをかぶりこなす井上先生

 そしていよいよプレイボール。

1回の表で4点入れた時には決まったかと思いましたが、
2回の裏に6点を入れられ逆転されるという目の離せない展開。

 野球大好き台湾人留学生、鄭さん。
 井上先生に台湾の大学野球事情を語っております。


 点が入った瞬間の井上先生

 追加点に沸く女性陣

点が入るたびに紺碧の空を熱唱、まだ歌詞を覚えてない留学生メンバーのために
その場で手書きの歌詞カードをつくったりしました。


最終的に6-8で慶応に惜敗。
大変残念でしたが、まずは2日間のドラマを見せてくれた早慶野球部の皆様に感謝。
そして何よりこの早慶戦観戦に先生とゼミ生全員が参加できたことにひたすら感謝。

 「ちょっと悔しいね」by王さん




 ゼミ生は解散後、原宿近くのカフェにて打ち上げを行いました。

 普段はなかなかゼミ以外で集まれないので、貴重な機会です。
  
慶應という勝っても負けてもおかしくないライバルがいてくれるから、
盛り上がれることを実感できた、そんなフィールドワークと試合観戦でした。
でも次は早稲田の優勝が見たいですね!


次の早慶戦フィールドワークまでに仮説を新たにするために、
まずはこれから調査の振り返りと共有を行います!
その成果や先生からのフィードバックも記事にする予定なので、


次回の更新もこうご期待!